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作者:SS投稿作品用
涼宮ハルヒの進級33(SOS団とは別のお話)
麻生先輩は、俺のでこに笑いながら軽くでこぴんをくらわせて、 「忘れんなよ。バンドの話だよ」 そうでした。 「どう?メンバー集まりそう?」 「全然。何もしてないから集まりゃしませんよ」 「うぉ〜い。やる気無しかよ」 笑いながら、肩を竦めた。「まぁ、気長に待つ事にしますよ」 俺の肩をぽんぽん叩きながら言った。 それじゃ、と、言って、麻生先輩が後ろを向きながら手を振って帰っていった。麻生先輩が、手を振るのを止めたのを確認して、自転車を反対に向け、こぎだした。 家に着いたら、親と妹が帰宅していたので、難なく家に入ることができた。 自室に行って、私服に着替えた後、途中のゲームを起動した。 しばらく、ゲームをしていたら、俺の部屋のドアがノックされた。 特に断る理由もないので、許可を出す。 「はい、どーぞっ」 静かにドアを開けて入ってきたのは、妹だ。 「どうした」 「暇だから、本読まして」