ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 160 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百七十六)

やがて耳に・・ヒグラシの声が戻ってくる・・ここは?
「梨花・・起きましたの?」
目の前に心配そうにのぞきこむ沙都子がいた
「沙都子・・?僕は寝てたのですか?」
「ええ、」
魅音も圭一もボクのことが心配でずっといてくれたみたいだ
外を見る・・夕焼けに染まっていた・・
「これが・・ノアサの悪夢・・そう、全てを消すのね・・その子は・・」
「梨花?」
私は・・がばっと!起き上がる・・
「みんな・・ノアサに会ってきます・・」
みんな心配そうな目で私を見る・・当たり前か・・・
「おい、今のノアサは・・」
圭一が手を出す
「ずっと怯えてたんです・・自分に・・自分の心に、泣いてた・・ノアサずっと泣いてた・・もう、泣かないで・・もう、泣く必要はないって・・教えてあげなきゃ・・みんないるって教えて・・あげなきゃ」
私は無意識に走り出していた・・
外は夕焼けが眩しかった・・もうすぐ・・月が見え始める・・戻って・・あなたはみんなの・・仲間なんだから・・

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