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作者:SS投稿作品用
ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百六十三)
「お前なに!?僕のなかの一部のクセに!・・なんでそんなに知ってるの?」
「お前が何も知らないだけだ・・」
「笑いたきゃ・・笑えよ・・」
「笑えないさ・・お前と俺は・・常に一心同体だからな・・まぁ二人とも死んだし関係ないさ・・天国でよろしくやってるだろ?」
「くそっ・・」
何かつぶやくようにノアサはやっとそれだけつぶやいた
やがてノアサを拘束していた拘束具が(ジュ―)っと音を立てて溶けていってるのが見える・・やがて完全に止め具が溶け・・
(バタン!)
その場に倒れこむ・・
「ミナ・・ユユはそのことを・・知ってたの?」
それだけつぶやくと・・すっと眠りの中に落ちていった・・
朝になったのかはわからない・・なぜって?・・そこは真っ暗だったから・・
(キィー)不意に扉が開けられた・・
「なっ!これは、どういうことだ!」