涼宮ハルヒの進級(SOS団とは別のお話)(エスカルゴンさん作) - 32 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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涼宮ハルヒの進級32(SOS団とは別のお話)

コンビニ前に置いてある俺の自転車にまたがって、こぎだそうとしたら、見慣れた後ろ姿が目に入った。 ポニーテールで、私服で、コンビニの買い物袋を持っていたけど、間違いない。麻生先輩だ。何で、こんな遠くにいるんだ?確か、家は北高の近くだったと思う。 本人から聞いたから間違いない。俺に背を向けたまま、遠ざかっていく。見掛けたからには、声を掛けたほうがいいのかと思い、自転車で後を追う。麻生背面にどんどん近づく。  麻生先輩を抜き去って、ある程度進んだ辺りで自転車を止めて、振り向いて、名前を呼ぶ。若干、俯き加減で歩いてた麻生先輩が顔を上げて、        「おぉ!カッシー、どうしたの?」        と、言いながら小走りで近寄ってきた。麻生先輩を十分引き付けてから言った。「先輩こそどうしたんですか。確か、先輩の家って北高の近くでしたよね?」 「そうだけど、ちょっと大事な用事でね」     「なるほど……」    青い巨人の事を麻生先輩に話そうと思ったけど、どうせ信じてもらえないから、黙っておいた。     「ところで、メンバー揃った?」         「メンバー?何の話ですかそれは」

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