涼宮ハルヒの進級(SOS団とは別のお話)(エスカルゴンさん作) - 13 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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涼宮ハルヒの進級?(SOS団とは別のお話)

てか、何でこの夢はこんなに鮮明に覚えてるんだ?あぁわからん。もういいや。寝よ。                     母親が俺の名前を呼んでいる。そんなに叫ばなくても聞こえてるっての。起きなきゃと思いつつしばらく布団の中でモゾモゾしていると、俺の部屋のドアが勢い良く開かれる。壊れるよ。誰だ?         「ヤバイよお兄ちゃん!遅刻するよ!」      お前か。俺のことを強く揺する。起きてるって。  「あぁもう!先行くよ?早く起きないとヤバいよ!」今何時だよ。早かったら許さんぞ。        「今何時?」      「ほらこれ見て!じゃね!早く起きろよ!」    妹がそう言い残して部屋を飛び出していった。俺の顔の横に何か置かれている。右手でそれを持ち上げて、それを確認する。目覚まし時計だ。現在の時間を調べる。時計の針が本来、家を出るべき時間の10数分後を指しているのに気付いて、慌てて飛び起きる。ヤバイヤバイよ!クローゼットから制服を取り出して一瞬で着替え終えたら、階段で足を軽く滑らせながら台所に置いてある弁当を鞄に入れて、母親の「いってらっしゃい」に軽く返事をして、家を飛び出した。

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