涼宮ハルヒの進級(SOS団とは別のお話)(エスカルゴンさん作) - 10 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

サイトトップ >> 涼宮ハルヒの進級(SOS団とは別のお話)(エスカルゴンさん作) >> 10

10

涼宮ハルヒの進級?(SOS団とは別のお話)

ここは……いつも夢の中で訪れる場所。真っ暗な部屋の中で一人で立っている。いや、一人じゃない。この部屋にはもう一人誰かいる。顔は見たことないけど、女の子だと声でわかる。その女の子が俺に話し掛けてくる。         「どうして壊すの?」  壊す?なんのことだ。ふと足元を見てみると、何かがバラバラになっている。パズルか?        「あたしが作ったものをどうして壊すの?」    どうして?そんなの知らん。教えてくれ。なぜ俺は、この子の作ったものを壊してるんだ?俺だって人がせっかく作ったものを壊したくないんだ。でも、知らないうちに壊してしまっている。          「わざとじゃないんだ」 そう。わざとじゃない。気付いたら壊してしまってるんだ。         「なんで俺はお前の作ったものを壊してしまうんだ?教えてくれ」      「あたしが知るわけないじゃない」        そうだよな。お前が知ってるはずないか。     「お前は誰なんだ?」  「名前を名乗るときは自分から名乗るものよ」   俺の名前……俺はいったい誰なんだ?とりあえず、今みんなから呼ばれてる名前でいいか。

ランキング

検索

投稿・ユーザ登録

プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス