144
作者:SS投稿作品用
ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百六十)
「ミナ・タカノとユウキ・ヒイラギは?」
「船の防護ネットにうまく絡んで・・生存しています・・しかしミナ・タカノには落下時に頭を強打その影響で重度の脳障害が起こっています」
「脳障害・・ですか・・品質はかなり落ちますね・・もったいない・・顔はかなりいい線いってるのにね・・あの子・・」
「どうなされますか?アサトノギと同じ処遇で?」
「まぁ、いいさ、ミナ・タカノとユウキ・ヒイラギはいつも通り品質良好・・・
いつもの場所に戻しておきなさい・・」
「ですが・・脱走者です・・廃品部屋行きが妥当なのでは・・」
「そのほうが面白いじゃありませんか・・」
「面白い?」
「ええ、面白いですよ・・1人で考えるというのは・・ね・・色々やな事も思いついちゃいます・・」
扉が開き、きびきびとした態度の男が入ってくる
「アングレイ・グレイテス様!そろそろ下船の準備を!」
「ああ、もうそんな時間ですか・・わかりました」
そう言って白スーツの男はカバンを持ってその部屋出て行くカバンには(CENTBLUETAS)と金文字で刻印されていた。