ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 190 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の二百六)

「さぁ、1人だけ踊るというのはつまらない!お客様にも参加していただこうではありませんか!」
そう言って小さな炎の玉をいくつもつくりだす、
そして・・
「そこのあなた!」
指をさされたのは・・魅音!
「ノアサ・・」
小さな炎が魅音に向かって落ちていく・・・・なんだ?
「!」
炎が魅音を・・包んでる!?違う!燃やしてる!魅音の体を・・
「いやあああああああああ!」
踊ってる・・苦しみながら・・踊ってる・・
「踊ってください!踊ってください!遠慮はいりません!さぁ次の踊り子は誰です?」
「助けてぇ、熱いよぉ・・圭ちゃん・・・助けてぇ・・・」
あっ・・あっ、消えてく・・魅音が・・あの・・魅音が・・

「さぁ次に踊りたいのは誰です?急がないと私が決めちゃいますよ!」
みんながざわめく・・・・
「私なのですよ・・ノアサ・・いやっ、アンサー・ド・ノア・・」
気が付くとそこにいたのはさっきまで演舞をしていた梨花ちゃんだった・・
そこにいるのは見たことがない憎しみの目をした・・・・・梨花ちゃん・・そして手には重い祭具を持ち構えていた・・
「やめろおぉ!梨花ちゃんにげろぉぉ!」
「りかぁぁやめてぇぇ!」
俺たちの声は届かない・・
「ノアサを・・ノアサをよくも苦しめて・・!」
「ほぉ、僕の名を知るだけではなく・・ノアサまで知っているとはね・・」
「ノアサの口で喋るなぁ!悪魔がぁ!」
「いや、元気なお嬢さんだ・・踊ってあげよう・・お望みどおり!」
「ノアサをぉぉ返せぇぇぇ!」
涙を流してる・・梨花ちゃんが?涙を流しながら・・戦ってる・・?
一発、一発(ドン!ドン!)何度も何度も・・重い祭具がアンサー・・アイツの足元にめりこむ・・しかし当たらない・・

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