113
作者:SS投稿作品用
ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百二十九)
私は、とぼとぼと階段を上り・・神社の裏に回る・・そこには私と沙都子が暮らしてる住居がある、私はカギをあける・・
二階に上がるともう、沙都子は寝ていて真っ暗な中にもう一つ布団が敷いてあった・・・
私はパジャマに着替えずそのまま中に入り込む・・
ツーゥっと涙が頬を通って流れ出す・・
「うっ、うぅぅぅうっ・・消えないでお願いだから・・消えないでノアサぁ・・」
自分でも信じられない・・声を出してた
沙都子は起きていたみたいで・・そっと肩に手を置いてくれた・・ただそれだけで何も言わない・・夜が更けていく・・・・。
(ノアサ・・一緒に行こう・・抹消世界が君を待ってる・・一緒に・・今度こそ・・)