ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 188 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の二百三)

梨花ちゃんはみんなに一瞥して言う
「ホントにごめんなさいなのです、こんな事を話さなければ今日は楽しいお祭りのはずだったのに・・」
魅音が答える
「祭りはまた来年もある!その時は部活のメンバーがみんな揃う!最高のお祭りになる!それでいいじゃん!」
元気のいい声・・まるで今から部活でも始まるような声だった。
「うん、大丈夫!これだけ準備万端なんだもん!ノアサくんだって助けられるよ!」
包帯に巻かれたレナの顔が・・余計に今から起こる何かを暗示してるような気がした・・
空は・・陽が傾きかけていた・・・祭りが・・始まろうとしている・・・

その日の祭りは、思ったより普通だった、何人かどう見ても堅気の連中じゃないような感じの奴らがいることはわかったそれでも、魅音の計らいか、あっちが気を使ってるのかわからないが、なるべく普通の格好をして祭りの雰囲気を壊さないようにしてるのがわかる。
それに警察も何人かまぎれこんでいる・・連携は例年のオヤシロ様のたたりの影響もあってか・・うまくとれてるみたいだ・・
「圭一君、あんまキョロキョロしないほうがいいよ・・」
レナの声だ・・いつもより緊張してるようだった・・無理もない・・
「でも、ホントに来てるのか?ノアサは・・」
「信じるしかありませんわ・・梨花は嘘を言うような人じゃありませんでしてよ・・」
俺達は各部・・それぞれノアサを探して歩き回っていた・・時々合流するものの、
「ダメですわ・・トラップも全く作動してませんでしてよ・・」
「こっちもダメ・・ノアサ君らしき人間は確認できないよ・・ホントにきてるのかな?」
やっぱ・・死んだ人間が戻ってくるってのがおかしいのか?
俺の心に少し疑問が浮かび上がったころ
魅音が向こうから戻って来た・・なにやら真剣な顔つきをしている
「・・やっぱりだよ・・」
そう言ってやって来た

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