ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 155 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百七十一)

「さぁ、ノアサ・・お客さんにご挨拶だ・・」
目の前の景色を見るみんな僕を見て笑ってる・・なに?この感情?
目の前が陽炎に覆われたように歪み出す・・
「感動的だぜ・・好きな女の子をその手でって・・かっこいい」
「おい!あいつ!泣いてる!泣いてるぜ!」
「また失禁すんのは勘弁してくれよぉ!」
炎・・これは炎?体中が・・熱い・・
(ミナ・・はもういない・・)
「おい!笑顔を見せるんだ!聞いてるのか!おい!」
「お前ら・・死ね」
「・・おい・・お前はよっぽど死にたいらしいなぁ!」
男は銃を取りだす・・・・今さらそんなもんが怖いと思うのか?
(ドン!)
男の銃弾は勢いよく飛び出す・・でも・・それが僕に到達することはない・・溶けたんだから・・僕にくる前に・・太陽にミサイルぶち込んでもなんでもないように・・僕に・・くる前に・・
(ジュワァァ)
「なっ・・」
「消えろ」
そう言って俺は男の手を掴む
男の手は即座に燃えた・・いや・・蒸発して消えたんだ・・
「なっ・・何なんだぁこれはぁ!」
「はははははははは、今度は僕が笑ってやる!今度は僕がぁ!」
「止めろ!寄るな!来るな!」
「ははははははははは!消えろ消えろ!」
(ドン!ドン!)(ジュワ、ジュワ)
「ははは!」
(ミナのいない世界なんて・・・僕にこんな思いさせる世界なんて・・・消えてしまええええええええええええ!)
僕は笑いながら・・自分の持ってた銃をつきだす・・・
「はははっ!鬼が交代したね?どうする?どうする?」
「あっ・・あっ・・」
「あやまれ・・許してあげるよ・・僕、優しいもん・・・ミナはそう言ったんだ・・僕に」
「許してくれ許して・・」
「僕じゃない!ミナにだよぉぉ!ミナにあやまれ!」
男はミジメに向き直る・・もう何も言わないミナの死体に・・何度も何度も謝る・・ミジメに・・痛々しく・・それがおかしくって・・ふふふ
「許してくれ!頼む!許してくれ!」
「・・・うん、僕は許してもいいよ・・」
「ほんとか!?」
「でもね・・もう1人の僕は消えろって・・」
(バーン)
どさっと・・その場に倒れるもう、何も言わない・・

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