ネギとゼロのクロス(クルシスさん作) - 7 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ネギとゼロのクロス 8

「平民が貴族に辱めを与えるとはね!それがどういう報いをうけるか体に教え込んであげるよ!」
「お、お許しください!」ギーシュが薔薇を振り上げ、呪文を唱えそして振り下ろす。すると、風が生まれシエスタに向かって放たれた。
「!!」
ズドォォォン!!!!
風がぶつかると土煙が起こりシエスタの姿が見えなくなった。
「あはは!貴族に無礼を働くとどういう報いを受けるかわかったかい?まぁ、僕は土属性で風属性の魔法は得意じゃないからね。死んじゃいないだろうけど」
土煙がだんだん薄れていくとそこには・・・・・・・・・シエスタの姿はなかった。
「な!メイドがいない!?」驚くのも無理はない。何せギーシュは本当に土属性の魔法以外は得意ではなく先ほどの風の衝撃波も人を弾き飛ばす程度しかでていなかったのだ。「・・・女性に暴行を加えるのは同じ男としてだまってられませんね」
すると少し離れたところから声が聞こえた。そこには昨日ルイズに召喚された平民の少年とその少年に抱えられているメイドが立っていた。
「!?・・・・・君、どうやって助けたのかは知らないけどそのメイドを助けるというならたとえ子供といえただじゃすまさないよ」
「シエスタさんには手出しさせません。だってあなたのはたたの自業自得の逆恨みじゃないですか」
「そりゃそうだなぁ」「ギーシュ、子供に注意されるなんてだらしないぞ!」周りの生徒達がネギの言葉に笑い声をあげギーシュをからかいだした。
「う、うるさいよ!・・・君、ここまでしてただですむとは思わないことだね・・・・・決闘だ!」
「け、決闘?」
「だ、ダメです!ネギさん、貴族の方と決闘だなんて。殺されちゃいます!」
シエスタが慌てふためいている。よほど魔法を恐れているようだ。
「怖いのかい?なら土下座してさっきのことを謝るんなら許してあげないこともないよ」
「っ!あんたね、いい加減に・・・」
「待ってください!」
そのギーシュの態度によほど腹が立ったのか今まで黙っていたアスナ達が声を上げるがそれをネギがとめる。
「・・・わかりました。その決闘、お受けします」
「ネギさん!」
「アスナさん達はシエスタさんをお願いします」
「え?あ、うん」
シエスタをアスナ達に任せるとネギは前に出た。
「謝る気はないんだね?」
「シエスタさんは悪くないんです。謝る必要なんてありません」
「・・・いいだろう。たっぷり痛めつけてあげるよ。決闘のルールは相手に負けを認めさせた方の勝ちだよ」
「わかりました」

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