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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 4-1
扉を開けて入ってきたのは、
「風紀委員ですの!申し訳ありませんが、この近くで超電磁砲の御坂美琴の目撃情報があったのですが。何かご存知ないでしょうか?
っ?ぬぁ!?あなたは確か・・・・お姉さまをたぶらかしてる!?
よくもお姉さまをぉ!この類人猿が~ぁぁぁぁああああ!」
それは何と白井黒子であった。
彼女はまだ入院しているという話は聞いたが、もう退院しているなんて聞いていない。
これだと完全に高校生である上条当麻が、中学生である御坂美琴に強引に抱き寄せているようにしか見えない。
ー(この状況を打破するためには、御坂しかいない!)当麻はそう考えた。
「おい、御坂!白井が来たぞ!」
当麻は焦りながら、ぼ~としている美琴を呼ぶ。
しかし、美琴は当麻とキスをできたことのあまりの嬉しさに意識が少し飛び始めているようだ。
しかし、黒子はそんな一瞬をも逃さない。
ヒュンッ、
黒子はテレポートをして当麻の背中に回り込んだ。そして蹴りを入れた。
「ぐわぁ。」当麻は吹き飛ばされて壁にめり込んだ。