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作者:SS投稿作品用
ヒグラシのなく頃に(消滅編其の三十五)
(ゴチ―ン!)一発電光石火・・・・なんか今日殴られたばっかりじゃ・・・・イタタッ・・・
痛みに耐えておずおずと顔を上げる・・
「野木くん!授業中に居眠りして良いなんて誰が言いました!」
居眠り・・・そうか!?たしか殴る蹴るの暴行をくらって・・・気絶・・して・・・
前方を見るとこっちに向かってゴメン!とジェスチャーしているのが見えた
どうやら色々な誤解(あながち誤解でもないんだが・・・)は解けたみたいだ
「話を聞いてるんですか?」
「すっすすみません・・・」
「次から気をつけてください」
「はい・・・」
一通り怒られたあと・・・隣を見る・・・沙都子ちゃんと梨花ちゃんがくすくすと笑って
るのが見える
「ほんとに・・・もう・・・」
そう思って視線を元に戻したぐちゃぐちゃだが、持ってきたテキスト一覧がそこにあった、