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作者:SS投稿作品用
BLEACH~日→←乱~
ねぇ隊長。どれくらい、貴方を愛したら貴方はアタシを愛してくれますか?
なぁ松本。どれくらい、お前を愛したらお前は俺を愛してくれる?
「……松本。」
「なんですかぁ?」
「俺の顔に、なんかついてるか?」
いつの間にか、アタシは隊長をずっと見ていたみたいだった。
「…アタシ、いつから隊長の事見てました?」
隊長は眉間に皺を寄せて、少し考えた。
「……俺が気付いてから20分くらい。か?」
「そんなに……」
驚いた。隊長が気付く前から見ていたんだと思う…
「……すいません。」
「…なんか、あったのか?最近変だぞ。」
そう。アタシは、最近変。ボーっとしている事が多い。隊長を見ている時間が長い。隊長の事を考えてばかりいる。
「…なんでもないですよ。」
旨く笑えたかしら。隊長の眉間の皺が増えた。
「…松本。じゃあ仕事をしろ。」
「はぁ~い」
隊長は、なにも聞かなかった。ちょっと納得のいかないって顔をしてるけど…
「「…………」」
執務室には、筆の音だけが響く。アタシは、最近の自分について考えてみた。
…まるで、隊長が好きみたい……アタシ、隊長が好きなの?
アタシがそんな事をいると、隊長が口を開いた。
「松本。今日、飯食いにいかねぇか?」
意外な言葉に、少し驚いたけど、隊長に誘われたのが凄く嬉しかった。
「行きます!!」
「じゃあ、早く終らせるぞ。」
「はぁい。」
続く