ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 114 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百三十)

目が覚めた・・俺には聞覚えのない声が、ノアサの名前を呼んでいるような気がした
「抹消世界?なんじゃそりゃ?」
ノアサ?・・そう言えば昨日・・校長の車に乗ったきり梨花ちゃんは帰ってこなかった。
あの後ノアサは結局どうなったんだ?
眠けまなこの目をこすりながら・・下に降りる・・
お袋がちょうど洗濯物を干してるところだった
「あらっ、圭一、日曜だってのに早いわね・・お友だちと約束でもあるの?」
「いやっ、何か目が冴えててさ・・」
そう言って不思議がるお袋を横に、俺は電話の所に駆け寄るそしてボタンを押す・・
(トゥルルルルル・・トゥルルルル・・はい、古手ですが・・)
沙都子の声だった・・
「おう、俺だ俺だ!」
「俺と言われてもそんな貧相な声の方なんて知りませんことよ」
くくっ・・昨日の今日と思って心配してたら思ったより元気そうじゃねぇか
「俺も掛け間違えたみたいだ、そんなクソ生意気な声なんて知らないからな」
「あら、私もそんな、下品でスケベで男色趣味の殿方の声なんてご存知じゃなくてよ、おーほほほ!」
「おい!なんだ!最後の男色趣味って!!!?」
「あら違いまして?」
「違うに決まってんだろ!?そのネタいつまで引きずる気だ!」
「おほほほ!ここからじゃ何も出来ないから言いたい放題でしてよ!」
ほんとに・・大丈夫みたいだ・・・いい加減にして欲しいほど・・

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