ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 103 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百二十)

その後、僕は梨花ちゃんに促されるまま・・家に帰ることになった・・・
「ぴゅーん☆こっち!こっちなのです!」
いつもの落ち着いた雰囲気とは全く違う・・元気一杯でやんちゃな彼女・・こんな一面があったのかと・・少し驚かされる・・
「ここが公由じいちゃんの家なのですよこの村の村長さんなのですよ!あっちが野沢さんのお家で!あっちが!」
「ちょっと!一気にそんな覚えられないって・・」
「ゆっくりと覚えればいいのですよ・・もうノアサはこの村の一員なのですから!」
村の一員?
「そうなの?実感あんま沸かないんだけどな・・」
「僕がそうだと言えばそうなのです!」
「うわー、かなり強引・・」
歩いてる間・・僕は終始・・彼女のペースに乗せられてる・・ああ・・僕って意思薄弱?「ここなのです・・」
えっ?
目の前には石造りの階段・・神社のようだった
「ここがぼくと沙都子が住んでるお家なのです!」
「じっ、神社に住んでるの?」
「みぃ、正確には後ろにある物置部屋の2階が僕たちの部屋なのです・・」
「変わったとこに住んでんだね・・」
「ノアサのボロ小屋より少しは丈夫なのですよ、」
「あのねぇ・・」
「くすくす」
「あ、ちょっと!」
そう言ってたったったと笑いながら階段を上って行ってしまう・・全く・・

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