ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 91 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百八)

思えば・・最初の部活は・・あの時だったのかも・・三人で遊んだんだよ・・ミナとレナは最初こそルールとか覚えるのに必死になってたけど・・次第に二人とも侮れない実力になってったんだよ・・レナはみんなわかると思うけどトラップやサマなんかになかなか引っ掛からないんだ・・サマをやるのは私やミナが多かったかな?・・でもミナもね・・侮れなかった・・ポーカーフェイスっていうのかな・・ははっ、圭ちゃんと逆、
どんなピンチの時でも笑った顔しか見せたことないから・・わかんないの・・いつ仕掛けてくるのかも・・いつの間にか二人ともやられてた時もあったし・・・なんとかなるって言ってほんとに何とかしてた子だからね・
「結構・・大変だったんだな・・お前も・・」
「んー大変っていうか、それが当たり前だったからねぇ・・」
「それで?どうしたんですの?」
「うん、ばっちゃんに隠れて遊ぶ回数がだんだんと増えていった・・」
待ち合わせ場所はいつも同じだった・・最初に会った裏山の秘密の場所・・・
3人でいつも一緒にいたんだ・・おしゃべりしたり・・ゲームしたり・・・
「それでね、でね!私もね!魅ぃちゃんを習って集めることにしたの!」
「何を?」
「かぁいいものだよぉ!なんでも!この間道端で拾ったアイスの袋とかぁ!」
「それは・・捨てた方がいいんじゃないかな?」
「でもね!絵が、かぁいいの!(ガリガリ君)って言ってね!頭がくりくりしててね!かぁいいの!」
「レナレナはかぁいいものなら何でも集めたがるんですものね」
「でも、ゴミはどうかと思うよ。」
「いいの、こういうのって思い一つで、素敵なものに変わるんだから・・ふふっ、」
「そういうもんなの?」
「そうよねぇ、レナレナぁ」
「うんうん、それはレナあると思うよ!何でもかぁいいものだって思えば毎日が楽しいもん!」
「んー、二人ともいつも楽しそうだけど・・いやな事とかないわけ?」
そんな質問をしたミナの答えはいつも一緒だった・・
「だって!笑ってれば・・いやなことっていつの間にか通り過ぎてるんですよ、注射と同じ、痛いのは一瞬だけ・・」
ちょっと、年に似あわない喋り方した子だなって思ってた・・
でも、いつもほんとに楽しそうで・・私たちも・・いつまでもこんな時間が続くことに何の疑問も持ってなかった・・でも・・

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