ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 89 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

サイトトップ >> ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) >> 89

89

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百六)

私は半ばため息をつきながら・・もといた道を戻っていくやがて・・園崎家の建物が見える・・帰って来ちゃった・・はぁ
「ここからすぐだよ・・あとわかるでしょう?じゃ・・」
私は・・そのまま行くつもりだった・・・でも・・
「なんでついてくるかなぁ?」
「あれっあれっ?道こっちじゃなかったですっけ?違った?」
もの凄くその仕草がうさんくさい・・少し私はいらいらしながら・・さくさく前に進む・・
それでも・・ついて来るからさ・・
「ついてくんな・・」
「なんで?」
「何ででも!こっちは園崎家しかないの!わかるでしょ!」
そのときのレナね・・もの凄く怯えて・・ミナの後ろに隠れてたの・・
「ミナちゃん・・帰ろうよ・・」
「あっ!私、園崎の家に用があったんです!忘れてました!」
その一言に私・・ムカッと来ちゃってさ・・
(パーン)
「帰れって!言ってんだ!わかんねえのか!」
今、思うと、もの凄い悪いことしたなって初対面の子はたいたんだから・・並の子なら泣いてるとこでしょ・・でもね・・ミナは・・
「はははっ!やっと!本性出しましたね!魅音さん!私の勝ちぃ!」
変な子でしょう?顔もの凄い赤い手跡ついてんだよ鼻血も少し出してたし・・そんな顔で思いっきりVサインするんだもん・・なんかおかしくなちゃって・・つい・・吹きだしちゃったのよね・・
「ぷっ・・何なのよ・・あんた・・くくっ」
「魅音さんとお友達になりたくて来ました!雛見沢在住中の鷹野ミナです!よろしく!」
その姿がね・・圭ちゃん・・覚えてる?
そう・・私たちと初めてちゃんと話したノアサとそっくりなのよ・・
「竜宮レナ・・よろしくぅ・・」
二人とも小さな手を差し出してきてね・・でもね・・私・・さ・・素直になれなくて・・・
「少し・・上がるくらいなら・・いいかも・・お茶とか・・だせないよ」
「あらっ!でも園崎家に用があるのはホントですよぉ!お魎さんにこれ渡せってお姉ちゃんからお使い頼まれてたから!」
そう言って差し出されるのは処方箋の薬・・ほんとに用があったんだ・・
「そう・・こっちだよ・・」
そう言って私は二人を園崎家に上げたんだよ・・

ランキング

検索

投稿・ユーザ登録

プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス