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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 3-5
ベッドの上で寝ている美琴は考え事をしていた。
(いつもは何だかんだで空回りしてしまっている感情だけど、今日のアイツは何か違う。
もしかしたら本当に好きになってくれたのかもしれない)と。
対する当麻はというと、美琴のことばかり心配しているようだ。
「御坂ってあんなに可愛いのに何でツンツンしてんだろう?
あれがもっとデレてくれたら普通に・・・ねぇ。
そうだ御坂ってどんな寝顔してるんだろ?
でも、上条さん落ち着くんだ!御坂はまだ中学生だ。
さすがに逮捕じゃないか。いや、でも写メくらいならいいかな?
うん。撮らしてもらおう。」
当麻はポケットから携帯を出す。カメラを普通のモードからデジカメモードに変える。
この状況の中、美琴は。
(え~!?何で写メるの!?ど~しよう寝顔なんて一生涯撮られたくないのに~。
まあ、こうなったらパシャっていう音で起きた風に装うしかない!)
そう、美琴は心に決めた。