ヒグラシのなく頃に（消滅編其の九十四）

こぺこしてるけど・・何なんだ？
「あれは圭一が悪いのですよ・・」
そう言いながら手には紙コップが二つ・・
「いるですか？」
そういって差し出す・・・
「あぁ、ありがと・・」
紙コップを傾けのどに流す・・！
「これ、お酒！？」
梨花ちゃんはにぱーっ☆と笑いながら
「みんなには内緒なのです、特に沙都子には・・しぃー、なのです」
梨花ちゃんが手に持ってる紙コップを見た・・同じ様に入ってるのは日本酒ぽかった・・
ああ、同罪かぼくも・・・・紙コップにゆれる透明な水面に星々が映っていた・・
なんとなく・・今・・思ってしまったことを言ってしまおうか・・
「あのさぁ、梨花ちゃん・・」
「なんですか？」
「仮に・・ほんと仮にだよ・・沙都子ちゃんに・・好きな人が・・来てさ・・ください！なんて・・言う人が、現れたら・・どうする？」
「沙都子は渡しませんのですよ・・ノアサは狙ってるのですか？」
うわっ、こっちすごい見てる・・いやっ・・そういうつもりじゃ・・ないんだけどな・・