ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 70 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の八十七)

「よぉし!そしたら、みんなぁ!材料は持ってきたぁ!」
「おおぉ!」
そう言ってみんな各々が持ってきたビニール袋を取り出すそこには目にも鮮やかな食材の数々・・山菜!魚類!そしてお肉!(お酒もほしいな・・)
「台所はどこですの?」
「みぃ、そこを曲がったところにあるのです。」
何で知ってるの?と疑問に思ったが、おとといのことを思い出して追求するのをやめた・・
みんながこの狭い家の中を行ったり来たりしてる・・でも、狭苦しさは感じない・・
むしろあったかな感じを覚える・・こんな場所もあったんだなと・・ふと思う・・
「圭一さん!塩の入れすぎでしてよ!わからないなら!無闇に手を出さないで下さいまし!」
「すっ、すいません・・」
前原さんが沙都子ちゃんに怒られてる・・くく
「ノアサさん!何をボーっとしてますの!食器を早く用意しなさいませ!」
「すっ、すいません・・」
前原さんと変わらないってことかよ・・(むしろもっと立場悪いんじゃ)
「まぜまぜ、なのです☆」
梨花ちゃんは相変わらずマイペースに鍋を煮込んでいる・・手馴れたもんだ・・自炊慣れてんだな・・この年で・・さすがだ・・
魅音さんは・・うお!なんだ!あの絶妙な!包丁使い!・・軽やかに剥ける大根・・すげぇ・・なんなんだこの人?料理の鉄人か?
感心してる間にぼくはあることに気が付いた。あれっ?宗さんは?賑やかなだけな人だ・・
きっと・・騒ぎすぎて・・・外に出されたんじゃ・・
「うおりゃぁぁぁ!」
凄い奇声!これは!宗さん!何してんだ?一体!
「ええええ!」
みんなの驚嘆の声・・どうやら外みたいだけど・・
外を見てみる・・アンタ何してんだぁぁ!人んちのうらでぇぇ!
キャンプファイアのように燃え上がる炎、そこでフライパンを見事に操る宗さんの姿が!
「これでも中国で炎の中華料理人言うたらわしこと!安藤宗次やぁぁぁ!男の料理とはこのことやぁぁぁ!」
そんなの・・初めて聞いたぞ、おい!
「あっ、中国は中国でも、日本の中国地方やさかい、そこらへん間違えんように・・」
燃え上がる炎とは裏腹に丁寧な口調で言いなおす
「みぃ、地理はあまり得意じゃないのですよ」
「すごっ!」
さすがの魅音さんも驚いてる・・
ああ・・なんかもう・・驚きつかれた・・
「えええ!監督ぅぅ!」
なんだ・・次は・・もう、なんでも・・おおおい!

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