ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 69 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の八十六)

「よし、とにかく一段落着いたところで!」
着いたのか?魅音さん勝手にまとめてるけど・・
「全然何もないな・・」
前原さんは勝手に人の貯蔵庫を見て言ってる
「あるわけないでしょう!最近引っ越してきたばっかなのに!」
「そうか?俺だって20日ぐらい前に引っ越してきたばっかだけどな、冷蔵庫はちゃんとしたもんだぜ」
前原さんから驚きの言葉・・引っ越してきたばっかり?
「えっ?前原さんもそうなんですか!」
「ああ、お前が来るよりちょっと前な・・」
知らなかった・・てっきり、あの仲の良さからずっと一緒にいたのかと・・
「圭一さんも来た当初からこんなのですわ、少しはおしとやかさと言うものがありませんのかしら・・」
「お前にだけはいわれたくねぇぇぇ!」
「りかぁぁ!」
「あとでなでなでしてあげますですよ」
また、いつものノリで騒がしくなり始める
宗さんはぼくに寄ってきて
「賑やかやな・・」
「今ごろ気づきました?」
あんたも十分賑やかだけどな・・・宗さんはにかっと笑って、
「でもよかったわ、また1人で辛気臭くやっとるんやないかと心配したんや、大きなお世話やったようやな・・邪魔者にならんうちにワイは退散するとしようかの」
ちょっとその姿が寂しげで・・次の言葉を言おうとした時・・
「アッソウも一緒にご飯食べるのですよ・・」
梨花ちゃんだった・・まさに今、ぼくの言おうとした言葉だ・・
「ええ!わいもええんか、完全に部外者やで?!」
「ご飯はみんなで食べたほうがおいしいのですよ・・」
「ええ、ちょうどお酒もありますし、飲み相手がいないと私も少々さびしいんですよ」
監督だ・・グラスを傾ける仕草がもの凄く似合ってる気がする・・
「みぃ、飲み相手ならぼくたちがいるですのにぃ・・」
「いや、梨花ちゃん・・さすがに君は・・」
「あなたが言えることですの!?」
「いや、言えません・・」
ぼくは後退する・・
「まぁそこまで言うんなら!頂こうかの!」
宗さんも座る・・

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