ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 62 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の七十九)

運動場に出た・・さっきのことで忘れていたが、かなり汗をかいたみたいべとべとする・・でもいいか・・風・・気持ちいいし
「それじゃぁ、勝者の二人にはここに来てもらおう!」
魅音さんが高々と朝礼台みたいなところで高々とぼくたちを招く・・みんなかなり驚いてるみたいだ・・勝ったこともそうだが、校長を突破したことが一番凄かったらしい
「ほらっ、しっかり歩きなさいませ!」
「はいはい・・」
ああ、なんか微妙にこのゲームでぼくの扱いが決まったみたいだし・・
「それじゃ勝者の二人には素敵な景品があるよ!」
・・景品・・そう言えば・・始める前にそんなこと言ってたっけ?
沙都子ちゃんは・・まだちょっと、勝ったと思ってないみたいだ、ぼぉってしてる・・・ちょっと僕がはしゃぎすぎちゃったのかな?反省しないと・・・
魅音さんがごそごそと何か取り出してる・・
「あれっ?おっかしいな?たしかに持ってきたんだけど・・ああ、あった!」
何か小さい小物入れのような・・箱?・・ああ、あれトランプだ、でも・・あの模様・・どっかで見たこと・・
「それは!魅音さん!それは!」
かなり沙都子ちゃんが狼狽してる・・今日は特別、驚くことが多いみたいだ・・
「それは!魅音さんが大事にしている!時価30万のカジノ専用トランプ!」
みんなが驚愕している・・金額にか?
「へへへっ!手放すつもりはなかったんだけどねぇ、まっ!勝負は勝負だし!」
そう言って二組のトランプを沙都子ちゃんと僕に手渡した・・トランプの箱には蝶々のような黄金色が光っていた・・
「みぃー、これを売ればしばらくはご飯の心配する必要はないのです。」
梨花ちゃんが笑顔ですごいことを・・言ってるような気がするが・・
「うっ、売りませんわよぉ!りかぁ!」
梨花ちゃんの冗談に沙都子ちゃんが本気で怒ってる・・それがなんだか微笑ましくて・・
「ほら、ノアサが笑ってますですよ、沙都子・・」
えっ?
「ノアサぁ!」
「えっ、あっ、何?僕のせい?」
それから・・しばらく僕は笑った理由にについて・・彼女に問い詰められることとなる・・
周りのみんなもその格好におかしさを感じたのか・・少しづつ・・笑いが・・広がってきて・・

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