ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 57 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の七十四)

とにかくケンカも終ったところで最後のチェックポイント(校長室)にやっとたどり着いた・・
あれっ、梨花ちゃんに・・前原さんに魅音さん何やってるんだろ?もうゴールは目の前なのに・・
何か口々に言ってるみたいだ
「だれぇ・・あんな凶悪な罠考えたの・・」
魅音さんの声だ
「さすがにここの攻略は難しいぞ・・」
前原さんもいる
「トミタ行けないのですか?」
梨花ちゃんの声もだ
「いやあのっ、無理でしょう・・さすがにあの人は・・」
「あらぁ、皆様どうなさいましたの?」
沙都子ちゃんが興味津々に近づいていく
「あれ、見てみなって沙都子、いくらトラップの達人のあんたでもあれは難しいんじゃない?」
そう言って校長室の中を指差す魅音さん、沙都子ちゃんの顔色がさぁと青くなっていく
「あれは!まさか!」
「そうなんだよねぇ・・」
なんだ、何があるってんだ?一体?
ぼくもそっとのぞいてみると、そこにいたのはボールの入った箱の前に不敵な笑顔で仁王立ちするはげたおっさんだった・・・
「あれの何が脅威なんです?ただのおっさんじゃ・・」
「そうか・・ノアサは知らないんだっけ・・うちの学校の校長の怖さ」
校長?・・ああ、この学校のか・・余計にわかんない・・なんで怖いの、校長が?

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