ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 177 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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177

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百九十三)

昭和58年6月××日
雛見沢駅ホーム

「おーい、熊ちゃんどうです?仏さんは?」
「どうもこうもないですよ・・消えちゃいました・・跡形もなく・・」
「また・・消えました・・か・・最近多いですね・・その単語を聞くのが」
神経質に頭を掻く
「まさか、警部・・鬼隠しとか・・言い出す気じゃないですよね?」
「まぁ、ガイシャは私の保護下にあった子ですから・・多少の罪悪感は感じてますしね・・
それでかたずけたくないってのが本音ですよ・・」
「でも・・片付けられちゃうんでしょうねぇ・・毎度のごとく・・・・」
「ええ、表向きはS号ってことで片付けられてますが・・実際、園崎家の権力はダム抗争時でピークを迎えました・・絶対、別に裏で噛んでる奴らがいるはずなんですがねぇ・・」
「まったく・・姿も見せず・・証拠も残さず・・死体や事件関係者だけが忽然と消えてる・・
雛見沢だけじゃなくて・・これ・・世界規模で起きてるってホントですか?」
「みたいですねぇ、あまり信じたくありませんが・・現実味がなさすぎです」
「手品師でもいるんですかね犯人の一味の中に・・」
「さぁてね・・何か起こってるような気はするんですよね・・とんでもないことが・・」
「勘ですか?」
「ええ、勘です・・今回のガイシャはそのことを詳しく知ってるようでしたが・・結局話さずじまいでしたよ・・」
「警部も・・なかなか・・」
「これも捜査法の一つです・・まぁ、成果は上がってないので偉そうなことはいえないんですが・・」
「はぁ・・」

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