ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 29 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の四十四)

「どうしたアサ公?腹でも壊したんか?」
いつの間にか宗さんの目線が腹を見てる・・・そうか・・仮病のためにずっとお腹押さえて顔も下に向けてるから・・(ぐぅぅぅ)
「うっ・・」
その音に宗さんが笑い出す
「ははははぁ!逆やな!お腹すいてたんか!よしっ!うまいもん今から食いにいこう!なっ?」
背中を思いっきり叩かれる・・・時計が見える時刻は12時を指そうとしていた
「えっ、ちょっ!」
「気にすんな!金ならたっぷりある!久しぶりの家族水入らずや!」
最初に無理やり引っ張ったように・・・ああ、俺はまたこの人のペースに・・この人僕の何なんだろ・・・兄貴・・かなぁ・・この人。

・・やけに外が騒がしい気がしたのはどうやら私だけではないみたい何人かの生徒は気付いたみたいでこそこそと喋る生徒が何人か出てきた、廊下から関西弁・・だっけ?そんなものが聞こえてくる、ここは私の全く知らない世界・・何が起こっても不思議じゃないけど・・・やかましいわ・・・!


「ちょっと!」
ノアサの声?!
クラス中がその声に反応する
「何!何なんですか?梨花!今の声・・ノ・ア・・サでしたわよね」
沙都子はまだ、ノアサと言うことに抵抗を感じてるようだ・・
「みぃー、ぼくに聞かれてもわかんないのです・・」
黒板のほうを見ると千絵先生がその声を聞きすぐに廊下に出て行った
廊下から声が聞こえる
「あなた!何なんですか!その子を離しなさい!」
「すんません!先生!この子は今日はワイが面倒みるさかい今日は早退でおねがいしまっす!心配せんでも、夕方ぐらいに戻るんで!よろしく!」
「えっ、それは・・どういう?」
「すっすみません、先生・・・ちょっと行って来ます・・・」
「ちょっと!野木くん!」
(ぶおおぉぉん)
バイクの排気音窓から外を見ると二人乗りのバイク・・1人は・・赤のロング?
そして・・後ろに乗ってるのはヘルメット被ってるけどノアサ・・・なにしてんの?
バイクは道なりに町の方に向かって走っていった

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