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特捜戦隊デカレンジャー(#05)
「トドメよ、覚悟しなさい!」
彼女はキーボードを出すと圧倒的な速さで打ち始めた。
「な…何!?こんな時に計算だと?こんな難しいものを単独で…。」「速い、それも、全部当たっているではないか!」
驚く隊員達。たくさんの記号やら文字やらが画面に表示されていく。
「当ったれーっ!」
彼女は遂にエンターキーを押した。画面にはお約束のOK表示。
「バイザーオン、パトエネルギー全開!フルチャージ!」
デカバイクロボの顔のバイザーが下ろされ、胴体部分からタイヤが出現、機体が前に倒れ疾走したあと、高速スピンし始めた。
「ライディングトルネード!」
相手の機体は爆発炎上。肩を降ろす美波。だが、彼女には休む暇は無かった。
「RRRRR…。」
彼女に早速通信が入った。
(何かしら?まさか、ドギーさん達、私が勝手に出撃したから今頃かん?だったりして…)
彼女はおそる?スイッチを押した。
「はい…。」
すると、スピーカーから見知らぬ女性の声が。
「おい、そこのロボのパイロット、今すぐ降りてきてくれ。」
「えっ?あっ…その…。」
次第に動揺する彼女。ドギーとスワンも後から駆け付けた。女性は言葉を続けた。
「お前と話がしたいのだが、時間はあるか?」
すぐに黙りこむ彼女。「降りてこいと言っているのだ、同じ事を何度も言わせるな。」
「は…はい、今降ります。」
彼女がコクピットのガラスごしに姿を見せた。すると…。
P.S.「特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#02)」は2つありますが、下のほうではなく、上の方をお読み下さい。
筆者より