ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 143 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

サイトトップ >> ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) >> 143

143

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百五十九)

ノアサは無気力な放心状態のまま引きずられるように部屋に通される
そこには金髪の青い目、白いスーツで固めた男が座っていた
「ボス・・脱走者です・・」
「ここに座らせろ・・」
ノアサは黙ってそこに座らされる、男はじっとノアサを食い入るような目でみる
「NO.0032・・・アサトノギ・・品質水準は確か高めだと報告を受けているがな」
男はそれだけつぶやくと右の男にいろいろと指示を出した、右の男はノアサの髪を乱暴に引っ張る
「来い・・お前の処遇が決まった」
「あっ・・あぁぁ」
(バキッ!)
銃で思いっきり頭を殴られる・・つぅっと・・頭から血が流れ出す
「痛い・・痛いよぉ・・」
そのまま髪をつかまれ
「おい!ガキ・・お前は今まで商品だったから・・ここで多少の自由を許してやってたがな・・お前はもう・・廃品だ・・意味がわかるな・・」
「廃品・・部屋行き・・」
ノアサの声が変に高くなっていた
「行くぞ・・」
腕をがっと!つかまれる・・
「いや・・廃品・・部屋・・は・・だって・・」
「来ないのか・・だったら・・」
(バン!)
「あっ・・あっ・・」
「ちっ・・はずした・・」
男の放った弾丸はノアサの頭すれすれを通っていた
「はぁ、腕鈍ったんじゃないのか?お前・・はは」
後ろの男は楽しそうにその様子を見ている
「次・・暴れたら・・な・・!」
男はそう言いながら乱暴にノアサの腕をつかみ再び連れて行くノアサにはもう抵抗する力も残ってなかった奥の方へと消えていく

ランキング

検索

投稿・ユーザ登録

プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス