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作者:SS投稿作品用
ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百十八)
今日の私は基本的におかしい・・泣いてる沙都子を放ってここにいるなんて今までのわたしの選択肢になかったことだ・・でも・・離れたくない・・なに、この気持ち・・
私は・・そっと、ノアサの体にくっつくように頭を乗せる・・やけどの跡・・触って気持ちいいものであるはずがない・・でも、なんで・・こんなに愛おしいの?
「ああ!梨花ぁ!何してるのですかぁ!」
ああ、せっかくいい気分だったのに・・うるさいのが・・来たわね・・
「何って横になってるのよ・・眠たいし・・」
「じゃ、なくて!誰に横になってるのですかぁぁ!」
「ノアサ・・」
あっさりと答えてやった
「ダメぇぇ!とにかく離れるのです!今すぐ!すぐに!」
やけに羽入の絡みが強いわね・・今日は
「いいじゃない、そんなに言うなら羽入も一緒に寝れば?」
羽入の顔が途端に赤くなっていく・・
「あうあう、えっと、えっとぉ」
そう言って・・しばらく・・ポンっという音・・扱いやすい・・これでしばらくは・・
「ううん、うるさい・・宗さん・・朝からテンション高すぎですって・・ついてくこっちの身にもなってくださいよ・・」
起きた!
「ノアサぁ!」
「んっ?」