虚無と無限の剣製者(ゼロ使×Fateクロスオーバー)(神薙麗一さん作) - 2 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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虚無と無限の剣製者3(ゼロ使×Fateクロスオーバー)

大きな木の杖を持ち、真っ黒なローブにみを包んでいる。
おとぎ話に出てくる魔法使いにしか見えない。
「なんだね。ミス・ヴァリエール」
「あの!もう一度召喚させてください!!」
ミスタ・コルベールと呼ばれた男性は首を振った。
「それはダメさミス・ヴァリエール」
「何故ですか!?」
「決まりだよ。二年生に進級する際、君たちは『使い魔』を召喚する。今、やっているようにね」
(使い魔にサーバントを召喚しようとするとは…)
不可能な話だ。
現存する四人の魔法使いだろうと彼らを使役することなど出来ないのだから。
「それによって呼び出された『使い魔』によって、今後の属性を固定。専門課程へと進むのだ。一度呼び出した『使い魔』は変更出来ない。何故なら、春の使い魔召喚は神聖な儀式なのだから…。彼女を使い魔にするしかない」
「でも…、平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!!」
ルイズが、そう言うと周りがどっと笑う。
(ん?『彼女』を使い魔にする?)
『彼女』と言うのは恐らく自分。
と、言うことは…
「これは伝統なんだ。例外は認められない…」
魔法使いの姿をした男性が、士郎をビシッと指差す。「ただの平民かもしれないが、呼び出されたのだから、君の『使い魔』にならなければならない。人を使い魔にした例など聞いたこともないが、春の使い魔召喚の儀式はあらゆるルールよりも優先される。彼女には君の使い魔になってもらわなくてはね」
「そんな…」
ルイズは、ガックリと肩を落とした。

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