虚無と無限の剣製者(ゼロ使×Fateクロスオーバー)(神薙麗一さん作) - 0 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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虚無と無限の剣製者(ゼロ使×Fateクロスオーバー)

抜けるような青空。
豊かな草原が広がっていて、遠くに石造りの大きな城が見える。
「なんでさ」
思わずそんな言葉が出た。こんな場所には来たことがない。
そう『来たことがない』のだ。
呆ける士郎にかけられる言葉。
「あんた誰?」
振り向く。
桃色がかかったブロンドの髪と透き通るような白い肌。美少女…まさにその言葉に相応しい少女がいた。
だが、そんな事よりも気になる事がある。
少女は士郎を見上げているのだが、自分の視線の高さが心なしか低いような気がしたのだ。
少女の身長は士郎の目算で140〜150センチ、対する士郎の身長は聖杯戦争時よりも伸び、最早赤い弓兵にも届く位のはずなのだが…
「同調開始(トレース・オン)」
呟くのは自己の世界に埋没するための言葉。
二十七ある魔術回路は全て異常なし。
問題は自身の魔力量だ。それ自体におかしな処はない…寧ろ『多すぎる』のだ。今までの数倍、いや数十倍程もある。
これならば「カリバーン」の投影はもとより、「エクスカリバー」…そして、「アレ」の維持すら容易いのではなかろうか。
身体構造の変化に伴い筋力低下…性別 女…
「はい?」思わず胸に手を伸ばす。
柔らかく、弾力を持つ「ソレ」は…
正に、「女性」の胸に違いなかった…。

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