ネギとゼロのクロス(クルシスさん作) - 16 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ネギとゼロのクロス 17

「ど、どうして師匠がここに?」
「ふん、なんだ?せっかく迎えにきてやったのに嬉しくはないのか?」
エヴァンジェリンは少し不機嫌そうな顔になった。
「い、いえ!そういうのじゃなくてですね、師匠はどうやってここに?来たんですか?ここは僕達がいた世界とは違う世界なんですし」
「空間を移動することなど私にはぞうさもないことだ」
そういえば、とネギは修学旅行の時のことを思い出した。
(ということはまた学園長先生が5秒に1回はんこを押しているんだろうなぁ)
《登校地獄》それはネギの父親ナギがエヴァンジェリンにかけた呪いである。そのせいでエヴァンジェリンは魔力を極限まで抑え込まれて、学園の外に出ることが出来なくなってしまったのだ。修学旅行の時は強力な呪いの精霊をだまし続けるために複雑高度な儀式魔法の上、学園長自らが5秒に1回エヴァンジェリンの東京行きは学業の一環であるという書類にはんこを押していたそうだ。今回も多分そんな感じになっているんだろう。
「まぁ、流石に異世界の壁を越えるのは一苦労だからな。少しだが手を貸してもらったがな」
「手を貸してもらったって、誰にですか?」
するとエヴァンジェリンは手に持っていたものをネギに見せた。
「こ、これは!?か、カシオペア!」
エヴァンジェリンの手には一つの懐中時計が握られていた。
「あぁ、そうだ。つい先日超のやつが戻ってきてな、これを渡してきたんだ。なんでも、前のカシオペアを改造して異世界の壁を通りやすくするようにしたものだと」
「超さんが!!そうですか。確かに彼女ならこの状況を知っていてもおかしくはありませんからねぇ」
ネギは数ヶ月前に未来へと帰って行った教え子のことを思い出していた。

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