ネギとゼロのクロス(クルシスさん作) - 9 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ネギとゼロのクロス 10

「そ、そんなバカな・・・僕のワルキューレが・・・・・・く、くそ、くそぉ!!」
ワルキューレを一撃で、しかも素手で倒されたことかよほどショックだったようだ。やけになり薔薇をブンブンと花びらがなくなるまで振り回しワルキューレを多数出してきた。その数、ざっと20体ほど。
「こ、こんなにたくさん!?大変、今度こそネギさん殺されてしまう!!」
シエスタの顔は血が引いたように真っ青になっていた。そんなシエスタの肩にアスナが手を置く。「大丈夫よ。ネギはあんなくらいじゃ死んだりしないから」
「で、でも!」
「大丈夫やよ。ネギ君はあれくらいやったら怪我もせんと戻って来るえ」
「はい、その通りです」
三人はシエスタと違い落ち着いた顔をしていた。それはネギが勝つと信じて疑わないという、ネギを信じ切っている顔だった。
「ふん、どうだ?これだけいればさっきのようにはいくまい」
「う、うわぁ!たくさんでてきたなぁ」
しかしネギはおびえることなく感嘆の声を漏らしていた。
「く、余裕そうにしてるのも今のうちだけだよ!いけ、ワルキューレ達!」ギーシュの合図にワルキューレは一斉にネギに襲いかかった。
(うぅん、どうしようかな。確かに格闘技だけじゃちょっときついかも・・・・・・使いますか)
「ラス・テル マ・スキル マギステル」
ネギが発動キーを唱えると指につけているエヴァンジェリンからもらった指輪が淡く光り出した。
「光の精霊45柱 集い来たりて 敵を射て
魔法の射手 光の50矢!」膨大な光が生まれる。その光からは45本もの光の矢が現れてワルキューレ達に衝突し破壊した。
「な!?ま、魔法だって!?」ギーシュはワルキューレがすべて破壊されたことにも驚いたが、自分が平民とバカにしていた子供が魔法を使ったこともそれと同じくらい驚いた。
「一体どうして!?」
ドン!!
「!?」
突然の衝撃に驚く暇もなくギーシュは地に倒れた。何が起きたか確認しようと起き上がろうとすると目の前に小さな握りしめられた拳がありこれ以上起きることが出来なかった。
「まだ、やりますか?」
ここまでくるともう確認する必要もなく理解することができた。ネギはさっきシエスタを助けたときと同じように一瞬で移動し、ギーシュを地に倒したのだ。
「く!・・・ま、参った」
ギーシュは目の前の少年まったく勝てる気がしなかった。このままやり続けも勝てないことを実感し降参した。
それを聞くとネギは拳を降ろし踵を返しアスナ達の所に戻っていった。

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