ネギとゼロのクロス(クルシスさん作) - 3 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ネギとゼロのクロス 4

オスマンに連れてこられた場所は学院長室であった。
「君達、すまなかったのぅ。今回召喚してしまったこと本当にすまなかった」
みんなが用意されていた椅子に座って少し落ち着いた頃合いを見計らいオスマンは謝罪をのべた。「いえ、そのことはもういいです。こちらこそさっき取り乱してしまって」
「いや、非は間違いなくこちらにある。なんと文句を言われようとなにも言い返せん。じゃから詫びとしては何じゃが儂ができることは何でも協力するつもりじゃ」
そう言うとオスマンはニコッと人の良さそうな笑顔を見せた。
「ありがとうございます!じゃあ早速なんですがここは一体どこなんですか?」
「うむ、ここはじゃなぁハルケギニアがトリステイン王国、トリステイン魔法学院じゃ」
「「「「・・・・・・・・????」」」」
ネギ達は聞き覚えのない単語に言葉が出せずにいた。
「は、ハルケ・・ギニア?トリステイン・・・王国?トリステイン・・・魔法・・・学院・・・?」
「うむ」
バッと四人は顔を近づけた。
『な、なぁせっちゃん、ハルケギニアってどこの国なんやろ?』
『さ、さぁ、私も聞いたことがありませんが』
『ちょっとネギ!ハルケギニアのトリステイン王国ってどこの国なのよ!私地理は苦手なんだから!・・・いや、だからって他の教科が得意って訳じゃないけど』
『僕も知りませんよ!というか今の地球にハルケギニアという国はないはずですが・・・』
『じゃあ、あれじゃないの?ほら、前に話してたでしょ?魔法界とかなんとか』
『た、確かに魔法界というのはありますけどそれでもハルケギニアなんて聞いたことないですよ!』
ネギ達が突然ひそひそと話始めたのを不思議に思いオスマンとルイズは訝しげな顔をした。
「どうかしたのかの?」
「ぅえ!?わぁ!!え、えっと・・・」
突然話しかけられたことに驚いたのかネギは過剰に反応してしまった。
「え、えっと、日本はここからどれくらいなんですか」
「ニホン??はて、聞いたことがないが」
「私もよ。何なのそのニホンて?」
(日本を知らない?)
知らないだけならもしかしたらものすごい田舎にとばされたのかと思うだろう。しかし彼等はどう見ても魔法使いだ。魔法使いなら日本を知らないのはおかしい。日本とはそれだけの魔法国(もちろん裏の世界でだが)なのだ。
「えっと、失礼ですが地球はどこにありますか?」『はぁ?ちょっとネギ!なにふざけたこと聞いてんの!』
ネギは真面目に聞いたのだがアスナにはふざけていると思われたようだ。

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