ネギとゼロのクロス(クルシスさん作) - 2 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ネギとゼロのクロス 3

・・・ピクッ・・・ルイズのその言葉にネギは反応した。
「・・・ルイズさんといいましたね。今何ていいました?」
「は?何てって、あんた達は一生私の下僕だって言ったのよ」
・・・プチッ
「ふざけるな!!!!」
「な!?」
ネギの突然の怒声にルイズはおろかコルベールを含め集まっていた生徒達も体をふるわせた。
「アスナさん達は物じゃない!僕の大切な生徒で大切な友達で大切な仲間だ!!アスナさん達を悪くいう人は僕が許さない!!!!」
ネギの怒声がまるで空気を揺るがすようにビリビリと響き周りの生徒達に届く。
「ネギ先生、私達は大丈夫ですからもうそのへんで」
刹那が怒ったネギの肩に手を置きなだめる。
「刹那さん・・・」
振り向くとアスナも木乃香もうんうんと頷いていた。それになんだか三人とも少しうれしそうだった。それはネギが自分達のことでこんなにも怒ってくれたからだ。やはり三人とも少なからずネギを好いているようだ。
「・・・ふう、すみません、取り乱してしまって」
そう言うとネギから発せられていた怒気は少し和らいだようだ。
「でも、やっぱり従者になることは出来ません。僕達には帰る場所がありますしそこには僕たちの帰りを待ってくれている人達もいます。少しでも早く帰らなくてはいけません。そちらにも都合があるでしょうけど、こちらの都合も理解してください」
「それは・・・そうかもしれないが・・・しかし・・・」
さっきのことがあってか正当な理由だったためかコルベールは歯切れが悪く最後まで言うことができないでいた。
「その少年の言うとおりじゃミスタ・コルベール」
どうしようか迷っていると学園の方から一人の老人が歩いてきてコルベールに話しかけた。
「オールド・オスマン!」
「ミスタ・コルベール、確かにサモンサーヴァントは神聖な儀式じゃ。しかし本人達の意思は尊重されるべきではないかね?それに聞くところによるとこの子達には帰らなくてはならない所があり、そこで待っている者達もおるそうではないか。それでは儂等の都合を押しつける訳にもいくまい」
「はぁ、それは確かにそうですが」
オスマンの説得にコルベールは不服そうにも了承する事にしたようだ。
「うむ。君達、これからのことについて色々と話もあるだろう。ここではなんじゃからゆっくり話のできる場所に移動せんか?ミス・ヴァリエールも」「はい、よろしくお願いします」
「わかりました」
二人が応えるとオスマンは頷きネギ達を引き連れ学園の方に向かい歩き出した。

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