ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 82 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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82

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の九十九)

僕?
震える手でそれを取る・・
「皆さん!スマイル!スマイル!お客様が楽しめませんよぉ!」
外の男がとんでもないことを言い始める・・
「早く死ねぇぇ!お前に今日の俺の稼ぎがかかってんだ!」
「あいつか!今日はあいつか!?」
笑いながら・・僕を見てる・・
僕は・・みんなと同じ様に額にそれを・・押し当てた・・(ヒヤッ)とした金属の感触が・・
肌に直接感じる・・・
あとは・・あとは・・引き金を・・
うそ・・指が・・指が・・動かない!
「あれ?あれあれ?もしかしてアサト君は勝負を投げちゃったかな?そんな人には!」
「10秒ルール!」
「さぁ皆さん!ご一緒に!」
「10・・9!・・・」
うそ・・いや!やめて!やめて!ちょっと!
「6!5!」
引けないんだ!・・やめ!
「4!3!2!」
くそぉぉぉ!
(カチッ)なった・・・はずれだ・・
「おおっと!一番人気のアサト君!はずれみたいだ!」
「ああ!クソ!」
前の男が乱暴にガラスのケースを蹴る
(ガァァン!)
はぁ・・はぁ・・生きてる・・なんとか・・
僕は前の男に・・銃で次の行動を・・促される・・僕は・・次の子に・・無言で銃を手渡す・・僕は隣の子は見てなかった・・だから・・ガラスケースの外の人がなぜ騒いでるのかわからなかった・・
「おお!まさかあいつ!」
なんなの・・なに?
「お前がしねぇぇ!」
そう言ってみた先は僕に銃口を向ける子だった・・えっ・・そんなの・・
(パァ―ン!)
死んだの・・?
目を開けた・・死んでいたのはその子・・銃は・・暴発するように・・できていた・・
「しまったなぁ!驚きを皆さんに提供するはずが!」
下から・・温かい・・感触・・
「おい!見ろ!あいつ!失禁してやがる!」
「うぇぇ!きたねぇもん見せんな!」
笑え・・笑いたきゃ・・好きなだけ・・笑え・・はは・・いいこと思いついちゃったぁ・・
「ははははははははっ・・はははあはははははははははは!」
笑ってる・・僕も・・笑ってる・・僕だって笑える・・

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