ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 57 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 58

「さて、ロイド君。君だけ残してすまなかったね」
「いや、それはいいんだけど・・・俺何かしたかな?」
シルヴァラントでもロイドが先生に呼び出しされるのは大抵何かいたずらをした時ぐらいだ。
こちらの世界に来てからいたずらなどしていないロイドはまさか何かやったんじゃないかと気が気でならない。
「いや、そういうわけじゃないんじゃよ。先ほど言った通り、お主に少しばかり話があるだけなんじゃよ」
「・・・それで、何の話なんだ?」
「うむ、実はお主のルーンについてなんじゃが」
「ルーン?」
首をかしげて左手のグローブをはずし掲げる。
「これのことか?」
オスマンはロイドに近づきその手をつかんだ。
「うむ、そうじゃ」
「それなら俺も聞きたかったところだ。いつも剣を持つとなんだか体の中から力があふれだしてくるような感じがするんだ。今までこんなことはなかった。でも、ギーシュと戦った時から感じてた。やっぱりこのルーンってのが関係あるのか?」
「うむ、このルーンはガンダールヴの印じゃ。伝説の使い魔の印じゃよ」
「伝説の使い魔?」
「そうじゃ。その伝説の使い魔はありとあらゆる武器を使いこなしたとされておる。戦場では風のように速く地を駆け、そしてその力は千の軍勢をたった一人で壊滅させたといわれておる」
ロイドは首をかしげた。
「・・・どうして俺がその伝説の使い魔に?」
「それはワシ等にもわからん。もしかしたらお主がこの世界にやってきたことと、そのガンダールヴの印は何か関係しているのかもしれん」

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