ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 47 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 48

馬車は深い森に入っていった。
うっそうとした森が恐怖をあおる。
「ここから先は徒歩で行きましょう」
アマンダがそう言って全員が馬車から下りた。
森を通るから、小道が続いている。
「なんかガオラキアの森思い出すな」
「なによ、そのがお・・・何とかの森って」
「ガオラキアの森だ。前俺のいたところにあった森なんだけど、丁度こんな感じの雰囲気だったんだよ。ここにも魔物とかいるのか?」
「ま、魔物!?そんなのいるわけないじゃない!せいぜい野犬か山賊とかがいいところよ」
「ふーん、そっか」
ロイドはどこかつまらなさそうに感じてるように見えた。
「・・・ちなみに、どんな魔物がいたの?」
「ん?ガオラキアの森にか?そうだなぁ、よく覚えてないけど確か骸骨が剣持って襲ってきたり、でかい虫が襲って来たりとかだな・・・って、あれ?タバサ、どうした?」
見てみると、タバサがいつの間にかロイドの近くに来ていて服の端をギュッと握っていた。
「ああ、タバサはねお化けとかだめなのよ。たぶんダーリンが言った骸骨が剣持って襲ってきたっていうのがだめだったみたい」
「っ!・・・言わないで」
タバサは見てわかるほどビクッと震えた。
「あ、ああ、わかった」
これからタバサの前でお化けの話は禁句だと理解したロイドだった。

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