ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 39 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 40

「いいわ、決闘よ」
「ええ、いいわ。もちろん魔法でよ?」
ルイズは唇をかみしめたがすぐに頷いた。
「ええ、望むところよ」
「いいの?ゼロのルイズ。魔法で決闘で、大丈夫なの?」
小馬鹿にした調子でキュルケが呟く。
ルイズは頷いた。
自信はない。勝てる可能性もほぼゼロに近いだろう。
しかし、ツェルプストー家の女に魔法で勝負といわれては引き下がれない。
「もちろんよ!誰が負けるもんですか!それで、勝負の内容は?」
「そうねえ・・・」
キュルケは少し考え込むと、何か思いついたようにポンと手をたたいた。
「遠くにある的に魔法でどっちが最初に当てることができるかで勝負しない?」
キュルケのその提案にルイズは迷うことなく賛成をした。
ロイドとギーシュのような決闘になってしまえば間違いなく一方的に負けてしまうのは目に見えている。
なのでキュルケの提案した的当てなら、爆発しか起こせない自分でも勝てる可能性もないわけではない。
キュルケもそのことを考慮に入れて提案したのだ。
「さて、早速始めたいところなんだけど、なにを的にするかよね。というわけで、ここは話の問題になっている人にやってもらった方がいいと思うのよ」
「話の問題になっている人?・・・ああ、なるほど」
ルイズははじめ誰のことを言ってるのかわからなかったが、どうやら気づいたようでニヤリとしていた。
「というわけで、お願いね・・・ダーリン?」
「もともとあんたのことでこうなってるわけだものね。ちゃんと責任とって的になりなさい・・・ロイド」
キュルケとルイズは同時にロイドは座っている場所へと目を向ける。
「あれ?」
「あら?」
しかしそこにはロイドの姿がなかった。
いや部屋中を見たがこの部屋の中にはもういないようだ。
「どこ行ったのかしらね。タバサまでいなくなるなんて」
「あ、あいつぅ!ちょっと目を離すとすぐこれなの!?追うわよ、キュルケ!」
「ええ!」
そして、ルイズ達はロイド達を追って部屋から飛び出していった。

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