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BLEACH~日→←乱~?
最近、松本が変だ。ボーっとしているし、俺を見ている事が多い。
でも、俺も最近変だ。
松本の視線に気付きながらも、自分を見ていてほしくて、気付かないフリをしている。
俺は、松本が好きなのか?
「松本。今日、飯食いにいかねぇか?」
俺は、松本を飯に誘った。ただ松本と、行きたかった。
松本は、少し驚いた顔をしたがすぐに、笑った。
「行きます!!」
松本が、嬉しそうに言うから俺も少し笑った。
俺の行き着けの店に来た。酒と料理を頼み、暫く他愛のない話をしていた。
「―あれ…日番谷隊長じゃねぇ?」
「本当だ…つうか、一緒にいるの松本さんだよな?」
「なんで二人で飲んでるんだ?」
俺の後ろから、声が聞こえてきた。他隊の平隊員だろう。
まぁ、確かに普通は隊長・副隊長が一緒に飲むなんてあまりない。だからだろう…
あまり気にしてはいなかった。
「…隊長。」
「なんだ?」
「なんか…視線感じません?」
「あ!?」
「帰りましょう!」
「…あぁ」
俺達は、勘定をして店を出た。
「…隊長。家来ませんか?」
「………はッ!?」
「だからぁ、家で飲みなおしましょう!」
「…いいのか?」
さすがに、夜に女の部屋に行くのはまずいだろ…
「いいですよ!」
「じゃあ……」
俺達は、松本の家に向かった。
「隊ッ長~vV」
「だぁ!!くっつくな、松本!」
「たいちょ~照れてる~vかわい~い。」
「うるせぇ、酔っ払い!!」
「酔ってないれすよ~」
松本は、ベロンベロンだった。
「俺…帰るわ。松本も早く寝ろよ!」
「たいちょ~。」
「ぁん?」
「好きみたいです。」
俺は、意味が分からなかった。
「………」
「隊長?」
「………」
「隊長~?」
「……はぁ?」
「だから、アタシ隊長の事が好き…みたいです。」
俺の顔が赤くなるのが分かった。
「ッ…酔ってるのか?」
「酔ってません!!アタシは本気です。」
松本の顔は、真剣そのものだった。
「…俺は、俺も…松本の事……って寝てるし!!」
ハァ…まぁいいか。
俺は、松本を布団に寝かせて自室に戻った。
続く