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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 2-19
沈黙から美琴が口を開く。
「あの、さ。さっき初春さんに聞いたんだけど・・・・
そのっ、私と・・付き合ってるって
ど、ど、どーゆーこと・・?」
ーん、再び沈黙。次は当麻が口を開く。
「あー、それはーですね。かくかくしかじかということで。」
かくかくしかじかは当麻が佐天に話した創作話のことである。
この話を聞いた美琴は当然怒るであろうから、当麻はすぐに再び事情を話した。
「で、佐天には妹達のことや一方通行のことは言えないだろうと思ってよ。だから、許してくれ!」
当麻は土下座をして謝っている。その必死の態度に、美琴の心が少し揺らぐ。