ネギとゼロのクロス(クルシスさん作) - 11 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ネギとゼロのクロス 12

「せやからうちはネギ君の事を怖いなんて思ってほしくないんよ。シエスタはネギ君見てどう思う?魔法を使えるか使えないかやのうてネギ君自身のことやよ」
シエスタはネギの方を見て考える。
(・・・ネギさんは私を庇ってくれた。助けてくれた。相手がどれだけ強いのかもわからないのに。周りの人達が何もしようとしなかったのにネギさんは私を平民だからって差別せずに助けてくれた)
考えると簡単に答えは出てきた。
「怖く・・・ありません。とても優しい人だと思います」
シエスタの答えに満足したのか木乃香は笑顔をみせ、アスナと刹那は安心したような顔をしていた。
「ネギさん、すみませんでした。助けていただいたのに怖がったりして」
「い、いえ、そんな!」
なぜかワタワタとあわてているネギが無性におかしくてクスクスと笑ってしまった。ネギもいきなり笑い出したシエスタにつられて笑い出した。暫くして二人の笑いが収まってきたとき、ふとシエスタは先ほどの話の中で気になったことがあったのを思い出し木乃香に聞いてみることにした。
「あの木乃香さん。先ほどの話でネギさんが授業を一生懸命教えてくれたというのは?どう見てもネギさん、木乃香さん達と同級生には見えないのですが・・・」
「ん?同級生とちゃうよ。ネギ君はな、うちらの担任の先生なんやえ!」
「・・・・・・・・・・・え?」
木乃香の予想外の答えにそれを聞いたシエスタと生徒たちは固まってしまった。

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