14
作者:SS投稿作品用
特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#017)
「エージェント!」
そこには、アブレラが水色の血を流してその場で横たわっていた。すると、何者かの声がシルラの耳に入った。「急げ、近藤龍はこの奥だ!」
(龍が殺られたら…殺らせるもんですか!)彼女は龍の眠る実験室へと先回りした。
「ここから先は通さないわよ!」
現れたのはアブレラの商売敵、ブラストの操るメカ人間。すぐさまダークソードを抜く彼女。相手も一斉に銃を構えた。
「撃てっ!」
リーダーの命令で部下が容赦無く銃を乱射する。剣の刃で鮮やかに弾き返した。刃にパワーを溜めると、一人ずつ切り裂いていった。敵は消滅。数えきれない程の細かい部品が床じゅうに散らばっていた。
シルラが鞘に剣をおさめたとき、ある一人の女が、血相を変え彼女の元へと走ってきた。「シルラ、シルラ!」