ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 18 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 19

「諸君、決闘だ!」
ギーシュがバラの造花を掲げた。
広場は噂を聞きつけてきた生徒たちで溢れかえっている。
「逃げずにきたことは褒めてやろうじゃないか」
「誰が逃げるかよ」
「さて、始めるか」
そういいギーシュはバラをふるう。
花びらが一枚舞い地面に落ちると甲冑を着た女戦士の形をした人形になった。
「・・・こいつは」
(なんかこんな感じのヤツと戦ったことあったな。モンスターって、どの世界でも似たようなものなのか?って、あれモンスターじゃないか)
「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」
「別にいいさ」
(でも、あの甲冑のやつ、結構いい細工してるな。いろいろ細かくできてて、売り物としても値が張りそうだな)
「いい度胸だね。言い忘れていたけど、僕の二つ名は青銅。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム、ワルキューレが・・・お相手するよ!」
そういうとワルキューレがロイドに向かって突進してきた。
「おっと」
迫ってきたワルキューレを難なくかわす。
「よくかわしたね。でも、いつまでもつかな?」
ワルキューレがまた襲ってきた。
しかし、それもかわす。
それを幾度なく繰り返す。
(・・・なんか、ワンパターンだな)
ロイドは思った。たぶんワルキューレはギーシュが操っているのだろうが、戦法が単純すぎるのだ。
パンチにしろ蹴りにしろフェイントを入れるでもなく一直線に来る。
スピードもこれと言って速いわけではない(普通の人にとっては十分早いが)。
だから予測がしやすすぎるのだ。

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