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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 2-3
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「おいっ!今の勢いだと俺までくらうはめになってただろっ!俺は無能力者だぞ!」
当麻は必死に叫んだが、御坂は、
「ふーん、なら何であたしの電撃をくらっても、あなたは傷ひとつないのかしら?
ってかこのやりとり何回目?そろそろ違うリアクション取りなさいよ~」
確かに御坂の言う通りだ。
だが、当麻の右手、正確には、右手首より上には幻想殺し(イマジンブレイカー)という能力がある。
しかし、それは学園都市の書庫-バンクにも登録されていない未知の能力だからレベルは0。
だが、この右手はあらゆる異能の力、魔術や科学の力を、この右手をあてるだけでかき消してしまうのだ。
そんなこんなで数々の事件をこの右手で解決してきた。
しかし、彼が数々の事件を解決したのは幻想殺しのおかげだけではない。
むしろ彼の、人が危険な目に合っていれば、自分の体の損害など気にせずに、人を助け出そうとすることができる優しい心の方である。