ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 11 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 12

教室につくと先に教室にやってきていた生徒たちが一斉に振り向き、くすくすと笑いはじめる。
先ほどのキュルケもいた。周りを男子が取り囲んでいた。
キュルケのサラマンダーは椅子の下で眠り込んでいる。
肩にフクロウを乗せている生徒もいた。窓から巨大な蛇がこちらを覗いている。
カラスもいた。猫もいた。
他にも、ロイドの世界にもいて、実際に戦ったようなものもいた。
バジリスクやバグベアー、スキュアなどだ。
実際には元いた世界とは少し形が違っていたから本当にそういう名前なのかは知らないが。
ルイズは不機嫌に席の一つに腰掛けた。サイトも隣に座った。ルイズが睨んだような気がするが気にしないことにする。
実際、ルイズに睨まれたからと言ってそれほど怖いものじゃない。いやまあそれなりには怖いが。
しかしその睨みよりももっと怖いものを幾度なく受けてきたのだ。これくらいではびくともしない。
(それより、授業か。・・・考えただけで眠くなっちまう。あ、やべ、もう眠く・・・)
すると扉が開いて先生が入ってきた。
中年の女の人だった。紫色のローブに身を包み、帽子をかぶっている。
「おや、変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」
シュブルーズがロイドを見てとぼけた声で言うと、教室中がどっと笑いに包まれた。
「ゼロのルイズ!召喚できないからってその辺歩いてた平民を連れてくるなよ!」
「違うわよ!きちんと召喚したもの!こいつが勝手に着ちゃっただけ!」
そうしてロイドを見るとこの騒ぎの中いつのまにか寝ていた。
実に気持ちよさそうでルイズは腹立たしさを覚えた。
「こ、こいつ〜。ちょっとあんた起きなさい!」ゴッ!
「うわ!な、なんだ!?って、いってー!」
ルイズに殴られロイドは起きて頭を押さえた。
「はいはい、静かに。お友達のことゼロだのなんだの言ってはいけませんよ。ミス・ヴァリエールも使い魔を殴るものではありません。では、授業を始めます」
シュブルーズが注意をし静まったところで授業が開始された。

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