ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 6 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 7

「うぅん、あ、朝かぁ。」
ロイドはあくびをしながら起き上り、背伸びをする。
「・・・ルイズはまだ寝てるのか」
周りを見回すと、ルイズがまだベッドの中で寝息を立てていた。
「そういえば、洗っておけって言ってたよな」
ロイドは放置された洗濯物を持ち、部屋を出た。
(ったく、自分のことは自分でするもんじゃないのかよ。どんだけ甘やかされて育ったらあんな風になるんだよ。もし召喚されたのが俺じゃなくてリフィル先生だったら真っ先に叱ってるだろうな)
はぁ、とため息をつきつつ、洗濯をするための場所を探しに歩き出した。



「・・・どんだけ広いんだよ、ここは」
洗濯できる場所を探してロイドは学園をうろうろしていたが、いっこうにそれらしい場所が見つからなかった。
「・・・あの・・・」
そう後ろから声をかけられ振り返るとそこには・・・メイドがいた。
「あの、もしかしてあなたが噂のミス・ヴァリエールの使い魔ですか?」
「え?ヴァリエール?」
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール様です」
そう言われてやっとルイズのことを言っていることが理解できた。
「あ、あぁ、ルイズのことか。そうだよ。とりあえず昨日から使い魔やってるロイド・アーヴィングって言うんだ」
「ロイド・アーヴィング様・・・ですか。なんだか珍しい名前ですね。あ、私はシエスタと申します」
「様なんていらないよ。俺はそんなに偉い人間じゃないんだから」
「はい、わかりました」
ロイドの言葉にシエスタは屈託のない笑顔を浮かべた。
「ところで何かお探しのようでしたが・・・」
「あ、うっかり忘れるところだった。これ洗濯しろって言われてたんだった。なぁ、シエスタ、洗濯する場所ってわかるか?」
そう言いロイドは懐にあった下着を取り出した。
「それでしたら私も洗濯に向かうところでしたから、一緒に行きましょう」
「ああ、悪いな、ありがと」



シエスタと洗濯が終わってロイドはルイズの部屋に戻った。
洗濯物は乾いたら部屋に持っていくとシエスタが言ったので、ロイドはシエスタに洗濯物をわたし、手ぶらで戻ってきた。

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