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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 5-5
美琴は条件つきで納得した。
「わかった・・わよ。
じゃあ今からアンタには目をつぶってもらう。
そして私の持ってる右と左にある紙のどっちかを選ぶ。
片方はアンタが選んだ時点で、もう一枚は破いて海に捨てるわ。
それは問題。答えなしよ!
そしてアンタはその紙を家に帰るまで見ちゃダメよ!
じゃあ目を隠して?」
美琴は条件を整えた。
当麻はいまだに何が起きたか把握していない。だが、条件を飲んだ。
「もう、いいわよ。」美琴がいうと当麻は振り返る。そして、
「左だ。」
「はい、じゃあこっちね。右はっ」
そういいながら細かく破いて手のひらに乗せておいた。
合図のように風が吹き、紙は橋の下へと落ちていった。
「で、これは家に帰るまで見ちゃいけないのか?
上条さん超気になるんだけど・・・」
「ダ・メ・よ!」