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作者:SS投稿作品用
特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#032)
痛みに耐えながらも、一歩一歩進む美波。だが、これで終わりではなかった。
「ふーん。頑張るじゃない。流石、例の実験の成功者ね。でも、教えてあげるわ。世の中そんなに甘くないのよ。もう少し楽しませてもらわなきゃ。」
美奈子は、姪の美波をモニターで伺った。そして、あるスイッチを押す。
美奈子は一也に話しかけた。
「疲れたでしょ、ここまで終わったら、楽にしてあげるから。」
一也は美奈子に言われるがまま、コンピュータを仕上げていた。細かい部品を懸命に組み立てる。
「終わったぞ。」
一也は声をかけた。